境目から見る美しさ とでも言っておく

 

川上弘美さんの「あるようなないような」を読んで楽しくなっちゃったから書いてくよ

完全ひとりごとだから訳分からなくても気にしないでね

あとこの本読んでない人には何言ってるかわかんないとおもう

 

特に気になったのが「境目」かなぁ

勿論他のも面白かったよ

 

ただ私は境目みたいな題材が大好物です、こういうのって楽しいよね

境目をつくるという行為、もっと言えば境目をつくるという行為を行う人間がとても好き。人間臭いのって素敵な事だと思うよ。醜さと美しさのバランスが最強だと思うの

 

文章の中では、いくつかの例が出てたんだけどさ

まぁ共通してるのは全て人間がつくった境目であることだろうね!

国境、人種、時間、どれもそう

逆に言えば、私たちは境目をつくることで初めて認識できるのかもしれない…?よく分かんないや

でも、境目をつくらなければないわけだよ、秋も春もさ!もちろん国境もね。

やっぱり究極的に考えればこれらは無くても良いわけよ、なのに作っちゃう人間って面白いね

 

季節の移り変わりを美しいと感じるのは私だけではないと思うよ

春が来たら桜をみて、夏になったら海に行ってとかさ、なんか葉っぱが色づいたり落ちたりとか楽しいじゃん

こういう風に境目を作ることで何かが生まれて、それに美しさを感じるのは事実だと思う

でもその美しさにはどこか人間臭さもあるんだろうね、こう意識するってところとか

個人的にはそっちのブラックな美しさもたまんないね、そっちがあるからより美しくなるんだろうなーってかんじ

 

 

それと思ったのが、境目の狭間に居る人間は美しいなぁってこと

 

これは何だ、私の場合は映画のグッドウィルハンティングとかすんごい思いだしたのよ(あの感動映画ね、ただウィル殿の彼女は不細工だった)

あれはまぁ、子供と大人の狭間とでもいえば良いんかね

あそこでぶれてるあの不安定な輝きは素晴らしい

私が中学生日記とか大好物なのもたぶんそれ、思春期独特の自己同一性のブレや多感さが好きなんだと思う

そういう風に作られたはずの境目を無視している人は美しいと思った。

 

もう少し個人的な趣味によるマニアックな例に入って考えてみよっか

 

私は口紅と男性っていう組み合わせが大好きなのね

なんかよく分かんないけど好きなの!

目覚めは橘高文彦あたりだと思うんだけど、いつから意識したのかは分からない

私自身が化粧道具好きっていうのもあるんだろうね、ビューラーとか大好き。形とかがたまらない

…話題が逸れそうだから次いくよ

 

私なりに何故それに惹かれるのかも考えたのよ、そのうえでいくつかの予備知識

私は他にもLGBTみたいなことに興味がある、化粧道具好き、自分自身多分バイ寄り

あと、女性らしいものと男性が一緒なら良いわけではないっていうのね

例えばスカートと男性はダメ、あれは心は女性である気がしてダメ…つまり心は男性であってほしいわけだね わがままだね

 

追記:普通の男性がスカートを履いているのは大好きです!

 

私自身が性別がどうこうという事に対して多分割と寛容である、そして化粧道具が好き、この時点で口紅と男性という組み合わせを受け入れることはできるだろう…

 

惹かれる理由は、これもたぶん女性と男性の境目に居るからなのかなぁって思った

ただし心は男性で女性らしい、って言う場合に限るみたい(男性の場合)

女性の場合も、心は女性で男性らしい、に限るみたい

そこは多分好みの問題だね

 

 

あとは、境目が消えてゆく美しさかな。境目の狭間に居る人たちで、境目が消えてゆく、その美しさもたまらない

 

要約すると、私は境目に惹かれるらしいってことだ!たまらん´Д`